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わざわざ高床で保存しておく必要性はあまりない闇鍋ブログ

ナナシス 『 第5回7th Live Festa!!』でのMELODY IN THE POCKET ANOTHER譜面をプレイして涙が出てきた

私が毎日ただただ日課のように作業感がありながらも(そこそこ)楽しんでプレイしているゲームのひとつに、ナナシスことTokyo 7th シスターズがある。

 

給料日前で11連しか回せず惨敗した限定角森さんG+、絶対来年の復刻で引いてやるからな…と既に一年後へのリベンジに燃えているところに、2月14日の18時からイベントがまた始まった。

ナナシスは基本イベントをしていない期間はない。定期メンテナンスの1時間半、または3時間半以外、ずっと何らかのイベントをしている。終わったと思ったら即新しいイベントが始まる。基本的にイベントを自然回復分は日課として割とちゃんとするタイプの私のような支配人に休みなどない。常にイベントをしている状態。まあ報酬が持っているカードの復刻であればサボりがちにはなるけれど、私はさほど古参ではないからまだまだ復刻されても持っていないものが多くボーダーが激戦そうなもの以外はわりとちゃんとプレイし続けている。

で、昨日始まったのは、7th Live Festa!!というイベントだ。長いからライブフェスタと書いていく。そのライブフェスタのイベント内容だが、実装されている楽曲の特別な期間限定譜面が実装されるというもの。それを永遠とプレイするだけの、ランクSのクリア数・スコア・コンボ(フルコンボ)を取った後は、ひたすらボーナスがつくキャラを編成して音ゲーをするだけのイベントである。確実に言い方が悪い。

 

私自身音ゲー弱者であり、ナナシスをする前までは音ゲーの"お"の字すら知らない初心者だった。今も初心者となんらかわりはない。未だにナナシスはキャラとかシナリオとか曲が好きで追いかけているのであって、ゲーム性が好きか?音ゲー楽しいか?と言われたら「そうとは言えない…」と少しもにょる。でもそれなりには、不慣れで下手くそなりにも音ゲーを楽しんではいるつもりではある。ミスしたりしなかったりで一喜一憂したり、難しい曲に何回も挑んでフルコンボが出来た時の達成感を味わうと、音ゲー好きな人の気持ちが何となく分かる。練習した分返ってくるのはとても嬉しい。返ってこないほどゲロ難しいのは本当に勘弁して欲しいのだけれども。

少し話を戻して。ゲーム性に惹かれてやってはいなくて、日課としてナナシスをしている身としては、音ゲーをひたすら効率とかの工夫のしようもない状態で永遠とプレイしないといけないの、かなりキツイ…。それがなんだか最近音ゲーイベントが主になって(たぶん音ゲーのソシャゲとしてはこれが正しい姿なのだと思う)からというものの、正直食傷気味なのである。以前、といっても古参ではないから古参ぶるつもりもないし、そこまで前でもないから懐古する訳でもない。その時が決して良かったなどという話でもない。その以前は、音ゲーイベント→音ゲー要素なしポチポチゲーの繰り返し、またはポチポチゲーの方が続くぐらいだったのだ。それが今では音ゲーイベント→音ゲーイベント→音ゲーイベント→音ゲーイベント→ポチポチゲーぐらいなのである。いや、体感で書いたからたぶん正しくない。もっと頻度多いかもしれないし少ない気もする。正確な情報を知りたい人は適当にググってほしい。で、繰り返しだった頃、「ポチポチひたすらするの虚無…」「ゲーム性ってなぁに?」って思っていたのが嘘のように、私にとっては今はポチポチゲーのイベントはボーナスステージなのだ。だって、音ゲー得意ではないし、音ゲーって時間がめっちゃ取られるし、私は人差し指でプレイするから置く場所がないと満足にプレイすることすら出来ない。

この音ゲー主体になったのはたぶん大型アップデートがあったからだ。

ナナシス音ゲーがメイン(だと思っている)のソシャゲであるにも関わらず、二度も音ゲー部分が大幅改修・リニューアルされた、というか別物になっている稀有な存在なのである。(と書いたが、筆者である私はナナシス以外の音ゲーのソシャゲには触れたことはないから二回ぐらいは他にも存在しているかもしれない。)

「ソロステージ」という一番初期のものは正直いにしえすぎて全然知らない。私にナナシスを布教してきた先輩支配人である友人もその時期にはまだしていなかったと思う。動画なんかで見たことがあるが正直音ゲーなのかもあんまり分からなかった。そして、私も経験している2レーンに改修された。円盤とかドーナツとか言われていた。こう、円盤状の2レーンにノーツが流れてくるのを左右でタップするやつだった。説明するのが難しくてちゃんと説明になっていないから、どんなのか知らない・知りたい方はおそらくYouTubeニコニコ動画にプレイ動画が上がっていると思うから見てみてほしい。その2レーン時代が長く続いていた。後述する今の音ゲーを経験していると、相当簡素だったんだなと思う。2レーンしかないから運指もクソもない。親指プレイが出来たし、私も親指プレイだった。だから今の音ゲーに慣れるまですんごく苦労した…。簡素だからこそ難易度を上げようにも、何故か曲ごとに判定が違うだとか、やたらノーツが流れてくるスピードに差があったりだとかで何とか差別化したりして難易度を上げるしかなかったんだと今になっては思う。

そして、現在の7レーンの時代が到来する。2レーンから倍どころか7レーンになってしまわれた…。

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現在がこんなのだ。ちょっとサンプル画像としては悪いのだけれど、こうやって奥からノーツが流れてくる。言ってしまえば、チュウニ○ムに似ているらしい。やったことはないのであれだけれども、動画なんかを見る限りめっちゃ似てる。ナナシスの楽曲がそちらに入っているだけに尚更怒られないのか。さておき、7レーンに進化したのだ。めちゃくちゃ譜面の幅が広がりただタップするだけではなく、はじいたり、なんか一回タップしたらそのまま上に持ち上げ続けて下におろしたりと、色々増えた。そして、手がそこそこに小さく指も長くない私は親指でのプレイが出来なくなった。置く場所を見つけて、置いて人差し指でタップしないと満足にプレイできない。なんとかできる曲もあるけど、フルコンボを狙うとなると親指は厳しい。でも以前の音ゲーとはまた違って楽しいなぁともちゃんと思えているし、この大型アップデートを盛大に宣伝し新規獲得のためにレアなアイテムを配布していたおかげか、めちゃくちゃ新規も増えたしアクティブユーザーも増えた。と思っている。それに、以前の2レーンは遅かれ早かれ譜面を増やそうとしても差別化が苦しくなりドン詰まりだったのかもしれないとも思う。最後の方、もはや音ゲー上手い下手じゃなく譜面覚えてるやつがクリアできるような超高難易度の「迷走したんけ?」と言っちゃうレベルの(報酬がめっちゃ豪華だったから頑張りはした)謎のモードもあったぐらいだったし。2レーンが終わる前日、良いと胸張って言えるとは感じないけどなんだか愛着はあって、なんだかもう二度とこのドーナツでは遊べないんだと思うと寂しくて全曲プレイしたのを覚えている。7レーンになってからはレガシーモードなるものは実装されていた。2レーン時代とノーツの配置が一緒で、当然当時のものを再現しているのだから2レーン時代に実装されていた曲だけにあるモードだ。これをプレイしてもゲーム内の体力なんかは消費せず、クリアしても経験値などなんにも得ることはない、本当にオマケみたいなものでプレイしたことない人もいるんじゃないかってぐらい存在感もない。本当に「あの時を思い出したかったらやればいい」と置いてあるだけのオマケなのだ。

話を本筋に戻そう。そんな「7レーン時代」になってからは全面に音ゲーやってください!!!と言わんばかりに音ゲーイベントが連続し、音ゲー得意ではない私は飽きてきてるしもう若干食傷気味だし、とまあまあうんざりしていた。謎の義務感でやってる節があるのは否めないし、プレイするのが当然であり日課みたいな。ライブフェスタもそう。LEGEND譜面という普段ある一番難しいEXPERT譜面*1よりも更にえげつない難しさのものをお出しになられる。音ゲー弱者の私は半べそかきながらなんとかクリアするので精一杯なものも多く、下手したらクリアすらできないものだって過去にあった。以前より慣れた今ならクリアできるかもしれないが、限定譜面なのでおそらくリベンジの機会はない。そしてもう一つあるのが、ANOTHER譜面。こちらは難易度はあまり高くなく、コンセプトに沿った譜面(例えばフリックするノーツしか流れてこないなど)で尖ったものが多く、さほど難しいわけでもなく…といった、言い方が悪いがLEGEND譜面が難しくて周回出来ない私はこちらをプレイし続けるしかなくて、ぶっちゃけ飽きる

今回の曲のラインナップは以前の投票での上位4曲だそうで、なるほどね~と思いながら、報酬は持っていない復刻カードだからそこそこちゃんとしないとな…と事前に発表されたアナウンスでは思っていた。そしてメンテナンスが明けてぼちぼちやるか…と思いLEGEND譜面で死にかけ、日付が超えて寝る前に消費しておくかとANOTHER譜面の方を開いた。

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(クリアしてからのスクショで申し訳ない。)

パラパラと難易度なんかを見ているとMELODY IN THE POCKETだけ、あれ?なんか違和感があるな、と思った。というのも、「レベル」と書かれている難易度表記が★なのだ。

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 隣のSHOW TIMEのレベル表記を見てほしい。「☆12」。そう、現在の音ゲーの難易度表記は、数字なのだ。じゃあMELODY IN THE POCKETの★はなんなんだという話になる。私も最初は誤植か何かかと思った。違うんだ。2レーン時代の難易度表記は★の数の多さだったんだ。そう気づいたらなんだかぞわっとして、すぐプレイした。タップしながらもしかして、と思って泣きそうになった。完全に気付いた時には涙が出てきた。号泣とかそんなんじゃなくて、なんかほろりと零れ落ちた涙だった。

このANOTHER譜面のMELODY IN THE POCKETは、2レーン時代を思わせるノーツの配置なのだ。あるはずのない「MELODY IN THE POCKETのレガシーモード譜面」だった。MELODY IN THE POCKETでやってくるのが最高に憎い。さっきから略しもせず連呼しているMELODY IN THE POCKETという楽曲は、7レーン時代になってからの曲で、メモリアルソング的な位置づけであり、武道館で行ったメモリアルライブを終えた後の曲。長い間「青空」というワードを鍵にしてきたナナシスにとって「サービス終了しないよな?」と思わせるほどに、なんだかひと段落したような、一区切り終えたような、メッセージ性溢れる大変エモーショナルな曲だった。そんな重要で、支配人なら誰でも少なからず思う事はあるようなこの曲で、前時代ともいえる2レーン時代を彷彿させてくる譜面も持ってきやがったのだ。本当に最高に憎い事しやがって…!!!あ~、この感じだ、懐かしい、と在りもしない2レーンでのMELODY IN THE POCKETに思いをはせてしまったじゃないか。思わず昔のように親指でもプレイしてみた。全然コンボが繋がらなくて笑ってしまった。昔の私、こんな連打を親指で頑張ってたのか。今は人差し指でタップするのに慣れてしまって逆に親指だとプレイしずらいんだなぁ…。そんな、色々欠陥も多かった2レーンのあの音ゲーを思い出して思わずノスタルジックになってしまった。文句も多かったけど、こんな感傷に浸るほど思い入れがあったのだと自分でもびっくりした。「当時は良かった」なんてことは絶対に言えないけれど、たまに思い出して「楽しい事もあったよなぁ」とは言える。それぐらいの思い出には自分の中でなっていた。まぁこの譜面で感傷に浸っていられるのも今のうちでそのうち飽きるんだけども!!!でも、この何とも言えない感動とかノスタルジーさとかは、何事にも代えがたい感情だった。

これを機に、時間が空いたらレガシーモードで好きだった譜面をまたプレイしてみようと思う。そして、2レーン時代で出来ていたはずのフルコンボが出来なくて笑ったり、ちょっとばかりは懐古するのも許されるはず。

 

*1:EASY、NORMAL、HARD、EXPERTの難易度がある。当然EXPERTが一番難しい。